アパレル業界からキャリアチェンジできる?
アパレルの退職理由に多いのは?
服が好きで念願だったアパレル業界で働き始めたという方でも、この仕事に就いてから今まで一度くらいは退職・転職を考えたことがあるはずです。実際、アパレル販売職は離職率が高いですからね。
転職を考える理由としては、まず単純にアパレルに飽きてしまった、この仕事が嫌になった、社内の人間関係が悪いからといった理由が考えられます。アパレルに限らず他の仕事でも多い退職理由ですね。
しかしアパレルで多いのが、店長から先に行けない、30歳を過ぎても働き続けられるのかといった今後のキャリアについての悩みです。こうした将来への不安から転職を考えるケースも多いです。
また、アパレル販売は給料が安い、拘束時間が長い、サービス残業がある、土日が休みじゃないなど待遇面への不満を持っている方が多いです。これらの不満より仕事の楽しさの方が勝っているうちは我慢できても、それが逆転すれば気持ちは一気に転職へと傾いてきます。
つまりアパレルを辞めて異業種に転職したいと考える理由は、
- 将来への不安
- 待遇への不満
- 職場への不満
- 仕事内容への不満
この4つが多いです。あとは違う仕事に興味を持ったからという理由もあるでしょうか。
このうち待遇面(給料や残業など)と職場(同僚や店長が嫌、仕事のやり方が嫌など)が原因で転職したいなら、別のアパレルショップに転職すれば改善される可能性があります。なのでこの場合はアパレル業界内での転職で済みますね。
しかしもっと根本的に待遇を改善したい、また職自体を変えたいという理由で転職を考えているのなら、異業界・異業種への転職をしなくてはいけません。
アパレルから異業界・異業種に転職したい
アパレルから異業種へ転職しようかと考えた時、多くの方はまず「自分のキャリアで今から他の仕事に就けるのだろうか?」と不安に思うのではないでしょうか。
- これまで身に付けたスキルは他の仕事では評価してもらえないかも
- 資格を何も持っていないからどこも採用してくれないかも
と心配になりますよね。
確かに現在アパレル販売をしている人は次もアパレル販売の仕事に転職する方が絶対に楽です。経験者ですから、年齢や勤務年数にもよりますが転職先はいくらでも見つかると思います。
しかし異業界への転職であってもアパレルでの経験を評価してくれる職場はあります。ですから「転職は無理かも…」と諦めず、積極的に転職活動を始めてみてください。
仕事探しでは転職サイトを利用すると便利です。在職中でも登録できるので、退職しなくても仕事を続けながら転職活動ができます。
一度辞めてしまってから就職先を探すとなると、もし仕事が見つからなかった場合まずいですよね。そう考えると新しい仕事が決まる前に退職するのは不安でしょうから、在職中から転職先を探すのがおすすめです。
は業界大手ならではの豊富な求人数で様々な業界の案件を扱っていますから、まずはどんな仕事があるのかチェックしてみてはいかがでしょうか。
登録・利用ともに無料ですし、全国対応なのでお住まいの地域の求人も見つかりますよ。
ちなみに看護師やエンジニアなど、専門的な知識や資格が必要な仕事に転職する場合は専門学校やスクールに通うことになりますが、学校に通うには数ヶ月~数年の期間を要しますし、まとまったお金も必要になります。
実際にアパレルを退職後看護学校やパソコンスクールに通ってキャリアチェンジを実現させる方もいます。ですからどうしてもやりたい仕事なら今からチャレンジするのもいいと思いますが、現在の年齢を踏まえて今から仕事を辞めて大金をはたいてまでどうしてもやりたい仕事なのかということをよく考えてからにした方がいいです。
学校に通っているうちに「やっぱりこの仕事そんなに好きじゃないかも…」と心変わりしてしまうこともありますし、せっかく通ったものの思いがけず結婚・妊娠をして子育てに専念しなくてはいけなくなる可能性もありますよ。
アパレルからの転職で多いのはどんな仕事?
ではアパレル販売の仕事から転職をする方は、どんな仕事に転職しているのでしょうか。
- 事務職
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まずよく聞くのは事務や経理の仕事です。アパレルは女性が多いので、女性に人気の事務職に転職する方が多いのも納得です。
接客の仕事に嫌気がさした、立ち仕事はもう無理という理由から事務職を選ぶ方も多いですね。土日休みというのもポイントでしょう。
- 異業界の販売職
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アパレル販売の経験があると販売職に転職しやすくなります。ですから経験を活かして他の業界の販売職に転職する方も多いですね。化粧品、携帯ショップ、家電量販店など販売職を募集している業界はたくさんあります。
ただし待遇面への不満や販売の仕事が嫌で転職する場合は、また販売職に就いても同じ理由で転職を考えることになるかもしれませんね。
- web業界
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常に新しい知識を必要とされるweb業界の仕事は、常にトレンドを追うという意味でアパレルと共通しています。web・IT業界で働くには専門的な知識が必要・経験者優遇にはなりますが、書籍やネットから独学で学ぶことも可能です。
実力勝負の世界でもあるので、例えばwebデザイナーなら優れたポートフォリオやサイトを作成できれば業務未経験でも採用してくれるところはあります。アパレルで培った美的センスも発揮できるのではないでしょうか。
- アパレル本社の総合職
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店舗勤務のアパレル販売職から本社勤務にキャリアアップする方もいます。販売職と総合職では給料面でかなりの差があるので、待遇面の不満は解消されるでしょう。
ただし販売職から総合職へのキャリアチェンジは決して簡単ではなく、販売員(店長)時代に優秀な成績を残した人じゃないと難しいかもしれません。
アパレルの経験を活かそうと思うなら、コミュニケーション能力を必要とする仕事がいいでしょう。アパレル販売の仕事で最も身に付くのはコミュニケーション力だと思います。
アパレルで働いているうちは当たり前のようにお客さんと会話できていたかもしれませんが、これって出来ない人にとってはそう簡単には出来ない事です。ですからアパレルの接客で培ってきたコミュニケーション能力には自信を持ってくださいね。
そして転職先として人気の事務職にもコミュニケーション能力は役に立ちます。事務と言うと黙々と仕事をするイメージですが、意外と人との関わりは多いです。
また社内の人達と上手くやっていけそうな人が求められますから、気難しそうな人や暗い人よりも、人当たりが良くて協調性がありそうな人の方が採用されやすいです。
転職するなら早い段階から行動を
異業種への転職の場合、基本的に未経験OKの求人を探すことになります。アパレルの前に就業経験のある仕事に転職するなら別ですが、多くの場合は未経験の仕事にチャレンジすることになるからです。
20代前半であればどんな仕事でも未経験可の求人は比較的多く見つけられます。しかし20代後半~30代となると、未経験での転職はどんどん厳しくなってきます。転職するなら早い方がいいというのはそのためなんですね。
アパレルからの転職を検討中なら、まずは自分のキャリアでどんな転職先が見つかるのか、先ほどご紹介した
のような転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
悩んでいるだけではいつまでも転職できないばかりかどんどん不利になってきますから、行動するなら早くから始めた方がいいですよ!
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